交響曲第6番イ長調

ショルティ&シカゴ響
エッシェンバッハ&シュレースヴィヒ・ホルシュタイン祝祭管
ブロムシュテット&サンフランシスコ響
ムーティ&ベルリン・フィル
ボンガルツ&ゲヴァントハウス管
ヨッフム&バイエルン放送響
クーベリック&バイエルン放送響
チェリビダッケ&ミュンヘン・フィル
クレンペラー&ニュー・フィルハーモニア管
ナガノ&ベルリン・ドイツ響
ヨッフム&コンセルトヘボウ管
ライトナー&シュトゥットガルト放送響
カラヤン&ベルリン・フィル→First choice
エッシェンバッハ&ヒューストン響
ハイティンク&シュターツカペレ・ドレスデン
シャイー&コンセルトヘボウ管
朝比奈&大阪フィル
デルフス&ミルウォーキー響
フォンク&ハーグ・レジデンティ管
ヴァント&北ドイツ放送交響楽団(96)
ヨッフム&シュターツカペレ・ドレスデン
インバル&フランクフルト放送響
ヴァント&北ドイツ放送交響楽団(88)
ケーゲル&ライプツィヒ放送響
ライヒャルト&ヴェストファーレン響
シュタイン&ウィーン・フィル
スタインバーグ&ボストン響
ロペス=コボス&シンシナティ響
ヴァント&北ドイツ放送交響楽団(95)
アイヒホルン&リンツ・ブルックナー管
ロジェストヴェンスキー&ソヴィエト国立文化省響
朝比奈&東響
ティントナー&ニュージーランド響
ハイティンク&バイエルン放送響
レーグナー&ベルリン放送響(東)
カイルベルト&ベルリン・フィル
アルブレヒト&チェコ・フィル
サヴァリッシュ&バイエルン国立管
ギーレン&南西ドイツ放送響
ヴァント&ケルン放送響
ドホナーニ&クリーヴランド管
ハイティンク&コンセルトヘボウ管
C・デイヴィス&ロンドン響
バレンボイム&ベルリン・フィル
スクロヴァチェフスキ&ザールブリュッケン放送響
スワロフスキー&ウィーン祝祭管

(番外)
フルトヴェングラー&ベルリン・フィル(第2〜4楽章のみ)

> やはり私が挙げた中ではショルティの6番が目を惹くようですね(苦笑)。
> 買ったのは88年だったと思います。当時はブルックナーのCDの種類は少な
> く、6番に至ってはショルティ盤とサヴァリッシュ盤(ORFEO)しかカタロ
> グに載っていませんでした。また価格も高く、ショルティ盤が3500円でサ
> ヴァリッシュ盤が3600円でした。月に2枚買うのがやっとだった私は、「安
> いものを買う」という方針に従い自動的に前者を選んだわけです。「6番は
> 地味」というような記載を色々な本で目にしていましたが、聴いてみて「一
> 体どこが地味なんだろう?」と思いました。私は聴き比べの面白さに目覚め
> た一昨年までは「1曲1枚」を守っていましたから、その後の約10年間、ショ
> ルティの演奏を聴き続ける内にそれがしっかりと刷り込まれることになった
> 訳です。昨年ヴァントの95年盤を買いましたが、聞き終わった途端、「なん
> てチンケな演奏なんだ!」「6番ってこんなにつまらない曲だったんだ!」
> と愕然としました。いや、ヴァントはちっとも悪くないのです。曲の等身大
> の姿を示してくれている訳ですから。しかし、私にとってはそう思えてしま
> うほどショルティ盤が強烈だったのです。しかし改めて聴いてみると、やは
> りとんでもない演奏ですね。洋泉社の「クラシック裏名盤リスト」のブル9
> の項を執筆していた阿佐田達造氏は、ショルティ盤を「究極の『と』」と評
> していましたが、その名は6番にこそ与えられるべきだと思います。(ショ
> ルティ盤は6番の他、7番と9番を持っていますが、いずれも私にはフツー
> に聞こえます。)弦も金管も、ティンパニまでもがスイングしている。オー
> ケストラというよりはシンフォニック・ジャズ・バンドという感じ。指揮者
> と団員全員が嬉々として演奏している姿が目に浮かんできます。同じイ長調
> ということもありますが、この曲もベト7とともに「舞踏の神化」と呼ぶべ
> きだ、いや少なくともショルティの6番は「元祖舞踏の神化」を凌駕してい
> るとすら私は思います。先日東京に出張した際、レコファンでカラヤン盤を
> 入手しましたが、やはり物足りません。私はショルティ盤しか聴けないまま
> で人生を終わってしまうのか?こんな体質にした指揮者に文句の一つも言い
> たいところですが、既に鬼籍に入ってしまっていますし、あのような危険な
> 演奏家を野放しにしていた当局を訴えてやろうかと思うこともありますが、
> その当局がどこにあるのか訊いても誰も教えてくれません。泣き寝入りする
> 以外仕方がないようです。こうなると、来月に再発売されるチェリ&MPO
> 盤(EMI)に頼るしかないのでしょうか?

 いっそのこと1位以外は全て「順位不同」にしようかと思ったほどである。6番の所有枚数が極端に少ないのは録音自体が少ないこともあるが、やはり最初に聴いたショルティ盤の印象が強烈すぎたためである。「ブルックナー・ザ・ベスト」に最初はコメントなしで投稿したのであるが、6番のみサイト管理者のコメントが付いた。上の「やはり」はその意味である。3番のヴァントNDR盤と同じく6番のショルティ盤は「順位不動」だと思う。が、間違ってもファースト・チョイスにはしない。(そもそも単品は廃盤だし。)道を踏み外す人間をこれ以上増やしたくないためである。今でも手に入るか定かではないが、廉価で国内盤(1200円)が出ていたカラヤン盤を挙げておく。それが廃盤なら1000円のインバル盤を。彼は初稿以外を使用した曲では意外と健闘している。(クレンペラー&フィルハーモニア盤も考えたが、HS-2088の国内盤は音が悪いと不評なので外さざるを得なかった。輸入盤に併録されているワーグナーの歌曲もないし。)

追記:「他に気になっているものとしては、クーベリック&バイエルン放送響の海賊盤(METEOR)であるが、これはレア盤のようで入手は難しいと思う。」と書いていたが、6&8番セットの2枚組が思いの外安く(3000円)落とせてしまった。ラッキー! (2004/04/29)
もう一つ思い出したが、バーンスタインが9番の他になぜか6番も演奏していたと知って驚いたことがある。NYP時代の録音だけにショルティ以上の暴れっぷりが期待できると思ったのだが、自主制作のセットものだから入手はさらに困難かもしれない。(2004/05/04)

戻る