交響曲第6番イ長調
ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
79/09/26
Deutsche Grammophon 419 194-2

 非常に緻密で隙のない立派な演奏であるから「ファースト・チョイス」には打ってつけである。(この6番も3番と同じ凝縮型に属すると思う。)けれども、この曲に限って言えば、ショルティのようにサービス精神を発揮してある程度羽目を外してもらわないことには、どうにも退屈で仕方がないのだ。ヴァント盤のページで書いたように「つまらない曲を一所懸命つまらなく演奏している」と感じてしまう不幸な私を憐れんでもらいたい。80年代の「ギンギラギン・サウンド」だったらもっと楽しめたのかもしれない。

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