ロヴロ・フォン・マタチッチ

交響曲第3番ニ短調「ワーグナー」
 ウィーン交響楽団
 フィルハーモニア管弦楽団

交響曲第4番変ホ長調「ロマンティック」
 フィルハーモニア管弦楽団
 ウィーン交響楽団

交響曲第5番変ロ長調
 チェコ・フィルハーモニー管弦楽団
 フランス国立管弦楽団

交響曲第7番ホ長調
 チェコ・フィルハーモニー管弦楽団
 ウィーン交響楽団
 スロヴェニア・フィルハーモニー管弦楽団

交響曲第8番ハ短調
 プラハ放送交響楽団
 NHK交響楽団(75)
 NHK交響楽団(84)

交響曲第9番ニ短調
 NHK交響楽団
 チェコ・フィルハーモニー管弦楽団
 ウィーン交響楽団

 マタチッチのディスクが駆け込み的に3枚(ウィーン響の37番、フランス国立管の5番) 増えてしまったので、当初考えていた執筆順を少し変えることにした。今月(2004年10月)はマタチッチ(12枚)とベーム(7枚)、来月はシューリヒト(9枚)とクレンペラー(8枚)のページを作成する。
 私はこの指揮者の生前の活躍や人気についてはベーム以上に知らない。亡くなったのはベームよりも後なのだが、没後何年も経ってからクラシックを聴くようになったという点では一緒である。それどころか、「N響の定期公演に登場するような指揮者など大したことはない、どうせ『小者』(もちろん正しくは「小物」)に決まっている」などど、あのM氏も顔負けの、そして彼が卒倒しそうな見当違いをしていたのだから全くお話しにならない。
 私が持っているこの人のディスクは、ここに示したブルックナーが全てである。(ただし、5番フランス国立管盤にはブダペスト響とのモーツァルト25番がカップリングされている。)マタチッチを日頃から絶賛する宇野功芳が自著でいろいろ推薦しているだけに、彼に反発して手を出す気にならなかったということはある。ブルックナー蒐集という目的がなかったら1枚も買っていない可能性は高い。今後ブルックナーの新音源(それもBBCレジェンドのように音質良好なもの)でも見つからない限り、所有枚数が増える見込みはなさそうだ。(→2007年9月追記:ところがところが、存在すら知らなかった8番1種、それも何たることかモノラル録音を加えることになってしまった。→さらに2008年9月追記:4番のウィーン響盤も加わった。)

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