クラシック音楽のページ

 既に述べたように、クラシック音楽を聴く最大の魅力の1つは「同じ曲を異なる演奏で聴き比べること」である。私が同一曲のディスクを多数所有しており、聴き比べの条件を(十分すぎるほど)満たしているのは以下(1〜3)の作曲家が残した交響曲である。ご承知の方も多いだろうが、この3人には頭文字の他にいくつか共通点がある。(ただし、漫画家でクラシック関係の執筆もする砂川しげひさが著書「なんたってクラシック」の中で「音楽界の三大B(ブ男)」として紹介しているのには同意できない。若い頃の肖像画を見れば醜ルックナー以外の2人は当てはまらないのではないか?) 私がその共通点(断じて醜男ではない!)に共感してディスクを集めることになったとは思いたくない。

1.ベートーヴェンのページ(未着工)
 実はクラシックを聴くようになってから10年以上もの間、ベートーヴェンの交響曲といえばバーンスタイン&VPOの全集しか持っておらず、その後もクライバーの第5番&第7番など、数えるほどしか買っていなかったのである。ところが、あるテレビ番組を観たことがきっかけとなってメチャメチャ枚数が増えてしまった。いつになるかは判らないが(相当の覚悟ができてから)手を付けたいと思う。とりあえず、ベートーヴェンにのめり込むことになった経緯についてのみこちらに載せておく。

2.ブラームスのページ(未着工)
 なので、職場の2000年紹介ページ用に作成した「交響曲第1番聴き比べ」を当分の間載せておく。その後枚数が増えているので(特にヒストリカル録音)、こちらも気が向いたら更新するかもしれない。

3.ブルックナーのページ(進行中)

4.私のクラシック遍歴
 ブルックナーのページ作成中に少しずつ執筆するつもりであるが、恐ろしいほど長くなるのではないかと危惧している。いや、脱線しまくりで必ずやそうなるであろう。ゆえに、よっぽど物好き、いや好奇心の強い方以外は公開後も覗かれない方が良いのではないかと思う。きっとウンザリされるだろうから。(2005年1月4日追記:他コンテンツの作成が思いの外順調に進み、年内にあらかた終わってしまったので、懸案だったこのページの執筆に正月三が日を充てることができた。そして何とか完成に漕ぎ着けた訳だが、やはり途中から話があっちこっちしたため、自分でも非常に読みづらいと感じるような文章になってしまった。だから、やっぱり閲覧はちょっと勧められない。「どうしても」という方のみこちら。)

5.クラシック聴きませんか?(おそらく着工する可能性なし)
 これは許光俊著「クラシックを聴け!」のタイトルを捩ったものである。(この本については本当にいろんなことをあちこちで書いた。閲覧者は当サイトの他のページでも必ずや目にされることになろう。)なお、こちらにアイデア倒れに終わったことに対する言い訳を載せておくが、これもウンザリ必至か?

6.音楽評論家各論(←今やそこら中にあるような気もするけど)

1) 吉田秀和
 別項でも取り上げた高見沢潤子の本に出ている「批評とは人をほめる特殊な技術だといってもいいね」という小林秀雄の言葉を借りれば、吉田秀和はその技術に最も秀でた音楽評論家といえるのではないかしら?(私にはちと荷が重すぎるような気がするので、たぶん手は付けない。が、昔のメールを読み返していたらこんなのが見つかったので載せておく。)

2) 宇野功芳(おまけにもう1人)
 彼の本を読まなければ、ムラヴィンスキーをはじめとする多くの指揮者・演奏家を積極的に聴くことはなかったかもしれない。だから、ぼくがここで彼を取り上げないわけにはいかないといえよう。「歯茎まで剥き出しにした品のない笑い方を見れば、彼がどのような文章を書くのかだいたいの予想はつきそうなものだ」のような誹謗・中傷はもっての外である。

3) 許光俊
 ズバリ、許光俊こそは我が国のクラシック音楽評論界にあって私が最も共感することのできる批評家である。生年が同じというのも親しみを感じる大きな理由の一つであると思う。(ちなみに、彼の誕生日までは知らないが、単純に計算すれば私の方が先に生まれている確率は99%以上である。どうでもいいことだが。)ただし、彼の決めゼリフである「ズバリ、・・・・である」には違和感を覚えなくもない。「ズバリ」に対応する動詞としては、やはり「当てる」「的中する」などの方が相応しいという気がするのであるが。もっとも副詞の「ズバリ」だけで独立した節を作っていると見なせば決しておかしくはない。"Frankly speaking, ..........." のようなものかもしれない。

4) 鈴木淳史

 天使:大して好きでもない鈴木をわざわざ取り上げようってのは一体どういう魂胆なんだよ?
 悪魔:バカめ! B級評論家が薦める珍盤・奇盤をマニア・オタク連中がセッセと買い集めている
    お陰でクラシック業界の地盤沈下がこの程度で済んでいるという事実を忘れたか。

    ・・・・みたいにはせず、結構真面目に取り組むつもりである。

5) 浅岡弘和
 「The classix」というサイトの作成者であり掲示板「巨匠亭」の「家元」(管理者)、この人について私が知っていることといえばこれ位である。ブルックナー関係の文章には興味深いものが多く、当サイトでもたびたび引用させてもらっている。ところで、aモード(asaokaモード)で書かれているらしき「The classix」の各々のページではヘッダやhtmlタグまでもが表示され、あたかも鉄骨剥き出しの室内にいるような薄ら寒さを感じてしまう。また、自動改行ではなく段落が変わるまで延々と文章が右に続くので、ワードに移さないととても読めない。まるで「ウェブサイトの墓場」とでも言いたくなるような殺伐さは当サイトをはるかに凌駕している。私のネット環境(MacOS&Netscapeで閲覧)のせいかもしれないが・・・・・(2006年3月追記:「巨匠亭」がしばらく閲覧不可能となっていたが、たまたま訪れた別サイトの掲示板に家元自らが貼っていたリンクから新掲示板に辿り着くことができた。どうやら先月末日をもって新地に引っ越したらしい。ついでに入ったトップページでは何より背景色がブルーだったことに驚いてしまったが、実際には前からそうだったのだろうか? それはともかく、そこでは著書「二十世紀の巨匠たち」の画像の下に各コーナーへのリンクが整然と並んでいた。要はタグが正常に機能するようになったということであり、html言語に疎い私には判らないが、BBS移転を機に抜本的改革を断行したのだろうか? やはりカラー背景付きの「巨匠亭」入口ページも同様にリンクがちゃんと生きている。従来はURLをコピー&ペーストするしかなかった私にとってアクセスが容易になったのはありがたいし、それ以外の評論ページも例外なく自動改行されるようにおり、さらに一部では見出しに赤を使って強調するなど圧倒的に読みやすくなった。かつての殺伐さを極め尽くした「aモード」が姿を消してしまったことに一抹の寂しさを覚えない訳ではないが、それでも同一フォント&同一サイズ&同一色の文字がどこまでも続く様は壮観である。)

6) 平林直哉
 あるディスク評ページ(教えない)にて、この男について延々と(ネチネチと)書き綴っている。あまりにも見苦しい内容なので隔離したままにしているが、いつか彼の本を読むようなことがあれば単独ページを起こすことになるかもしれない。とはいえ、近著「クラシック100バカ」は、AmazonやHMVの通販サイトに掲載されているカスタマーレビューが毀誉褒貶激しく、しかも明らかに毀と貶の方が多いので、ちょっと手を出す気にはなれない。2つ上の評論家の本と同様、誰か地元(彦根 or 長浜)のブックオフに売りに出してはくれないだろうか?(余談:あとがきには「どのような反応に対しても、私には受ける準備がある」とあるそうだが、あるネット掲示板(某所のような完全匿名タイプではない)に平気で書き逃げするような人物がこんなことを述べても説得力はほとんどゼロに等しい。)

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