ウィリアム・スタインバーグ

交響曲第4番変ホ長調「ロマンティック」
 ピッツバーグ交響楽団

交響曲第5番変ロ長調
 バイエルン放送交響楽団

交響曲第6番イ長調
 ボストン交響楽団

交響曲第7番ホ長調
 ピッツバーグ交響楽団

 元々本ページは6番(タワーレコードの企画による1000円廉価盤)評のみだった。その後入手した7番および5番のレビューを順に継ぎ足していたのであるが、2007年夏に4番が加わって4種となったのを機に目次と各ディスク評とに分けることとした。
 なおスタインバーグ(もちろんReinhardやPinchas名義のものは除く)のブルックナー録音としては、ここに挙げた以外にも7番と8番がそれぞれ数種残されているらしい。(他に序曲ト短調もあるとか。)うち多くは青裏によるリリースだから措くとして、8番には注意が必要である。実は海外アマゾンにて "bruckner steinberg" をキーワードに検索してみると、co.jpでは4番(EMI)のみであるのに対し、comでは "Bruckner:Syms. 7 & 8"(Label: Universal Music & VI)も出てくる。新品は在庫切れでUSEDのみながら値段はさほど高くない(10USD以下)。だが、喜び勇んで注文してはいけない!(だいだい "Number of Discs: 1" の時点で怪しすぎるのだが・・・・)
 販売ページに "Steinberg/Pso (Artist)" と表記されてはいるものの、この指揮者による8番はボストン響およびニューヨーク・フィルとの演奏のみで、ピッツバーグ響との録音は存在しないはずなのだ(Berky氏のサイト参照)。ここで欧州サイトのURL(co.uk、fr、あるいはde)に変えてみると "Label: Mca Dist Corp" となり、ここに来て「ははーん」と事情が判ってくる。つまりスタインバーグの7番(上記ピッツバーグ響との演奏)とクナ&ミュンヘン・フィルの8番(63年スタジオ録音)とをセットにした米MCA盤と考えて十中八九間違いない。危うく騙される(そして両方ともダブり所有になってしまう)ところだった。

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