では正解を発表します。

長浜市→浅井町→坂内村(笑)→木之本町→西浅井町→マキノ町→今津町→朽木村→大津市→栗東市→野洲町→近江八幡市→能登川町→彦根市→米原町→近江町→長浜市で16市町村

 近江町の代わりに山東町でも正解ですが、その場合は彦根市→米原町を中山道経由にする(鳥居本から摺針峠を越えて番場に抜ける)といった工夫が必要となります。国道8号線をそのまま北上すると近江町も通らざるを得なくなるためです。

 いったん坂内村(岐阜県揖斐郡)に出るのがとっても素敵ですね。もっとも、鳥越峠と八草峠を越えた後に200km以上を走るだけの体力と気力が果たして残っているものか大いに疑問ではありますが・・・・(湖西も山道ばっかりです。)何はともあれ、浅井町からは木之本町どころか高月町にも直接入れないというのが本問の大きなポイントでした。

余談
 大津市から栗東市に入るコースを地図で見て少々驚かされました。
 なお、大津市から先には非常に惜しいコースがありました。大津市→信楽町→水口町→日野町→永源寺町→多賀町→米原町(以下略)でも同じく16市町村になります。信楽町→水口町は国道307号線だと甲南町に入ってしまいますが、小野(この)峠経由の旧道があるので辛うじてセーフ。また永源寺町→多賀町についても、筒井峠経由は愛東町に食い込んでいますが、最近舗装が完了した御池林道によって直接入ることが可能です。しかしながら、多賀町→米原町に汗ふき峠経由(登山道)しかないので残念ながら成立しません。(将来、五僧峠に新道ができても上石津町から山東町に入れないのでダメです。)ただし、こちらの方はさらに過酷なルートで完走は2日がかりでもおそらく無理でしょう。琵琶湖一周といいながらも琵琶湖が見えるのは湖北の一部区間と大津だけです。(鳥越峠や八草峠を越える際にも遠方の琵琶湖を拝むことができるでしょう。視界さえ良ければ。)

 ちなみに発着地を特に指定しない場合は、山東町→浅井町→坂内村→木之本町→西浅井町→マキノ町→今津町→朽木村→大津市→栗東市→野洲町→近江八幡市→能登川町→彦根市→米原町のいずれかを発着地として15市町村(最少)で一周できます。また「押し&担ぎあり」ならば、先述した大津市→信楽町→水口町→日野町→永源寺町→多賀町→米原町の壮絶ルートも同じく15市町村になります。さらに、この条件では山東町→伊吹町→(品又峠あるいは新穂峠経由)→坂内村というバリエーションも楽しめます。


追記:これを最初に執筆した時点では、坂内村からいったん藤橋村(岐阜県揖斐郡)に入り、高倉峠経由でしか今庄町(福井県南条郡)には入れないと思い込んでいましたが、後で夜叉ヶ池に至る登山道の存在に気が付きました。つまり、「押し&担ぎあり」では坂内村→木之本町→西浅井町→マキノ町に加えて坂内村→今庄町→敦賀市→マキノ町という実に壮大なスケールの別解も成立する可能性があるということです。しかし、標高1100mの夜叉ヶ池周辺まで自転車を担いで登れるものでしょうか?(下りも怖そう。)この夏に確かめに行くつもりです。もし他にも私の知らない抜け道情報をお持ちでしたら教えて下さい。

追記2:クイズ第2弾(さらにカルト&ローカル化している?)を思い付きました。物好きな方はこちらへどうぞ。

2005年1月追記
 上の夜叉ヶ池登山道であるが、峠サイクリストのスペシャリストである岐阜のNさんによる写真付き記録を閲覧して挑戦する気がいっぺんに失せた。途中に険しい道が何ヶ所もあり、上りはともかく下りは非常に危険である。「自転車のページ」に書いた粟柄越どころの話ではない。折り畳み自転車を背負うのならともかく、担ぎは絶対に止めるべきだ。もちろんNさんも自転車なしの普通の登山である。ちなみにNさんのニックネーム兼ハンドルネーム「峠おやじ」で検索すれば一発で出てくるが、とにかく凄いサイト、そして凄い人である。私が訪問し始めた頃に目標とされていた1000峠はとうの昔にクリアされ、今後どこまで数字を伸ばされるのであろうか? 私は三桁に乗せるのも怪しいので、せめてブルックナーでは離されずに付いていきたいものであるが、それも難しいようだ。

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