スペインポップス

日本のCD屋さんで見かけたことのあるアーティストを中心に紹介しています。でも、最近はあまりお店に行くことがないので更新は常に滞ってますが・・・。

2004.1.9
 昨年末からどうも気になって仕方がない人がいる。初めてテレビで見たときは・・・、中性的な雰囲気がほんのちょっと気持ち悪くて、でも歌はすごくよくて・・・って複雑な心境にさせられた。好きかも・・・でもやっぱり・・・何故か芽生える心の葛藤。(笑)でも、何度も聴いているうちに出た結論は、やっぱり好き!その人の名はDavid DeMaría。1976年1月20日生まれ、もうすぐ28歳のヘレス・デ・ラ・フロンテラ出身の青年。14歳から音楽活動を開始して、19歳のときにソロデビューしたらしい。すでに4枚のアルバムを出しているのだけれど、わたしはついこの前まで彼のことを知らなかった。
 フラメンコ調のリズム、ギター片手に張りのある高音が響いてとってもいい感じ。人懐っこそうな笑顔が魅力で、気付けば彼の虜!?いつだったか音楽番組でAntonio Orozco"Pétalos marchitos"デュエットしていたのだけれど、全く声質の違う二人のハーモニーはとーっても素敵でした。
 CDを持っていないので欲しいのだけど、輸入しているところあるかな。日本のamazonでは取り扱われていないみたいだけど・・・。

A ALEJANDRO SANZ
ALEX UBAGO
AMISTADES PELIGROSAS
ANA TORROJA
E ELLA BAILA SOLA
ESTOPA
I INMA SERRANO
J JARABE DE PALO
L LA OREJA DE VAN GOGH
LAS KETCHUP
LAURA PAUSINI
LUZ
LYDIA
M MARTA SANCHEZ
MECANO
MIGUEL BOSE
MIKEL ERENTXUN
N NEK
P PEDRO GUERRA
R ROSANA
S SHAKIRA
SORAYA

ALEJANDRO SANZ アレハンドロ・サンス
NO ES LO MISMO (2003)
UNPLUGGED (2001)
el alma al aire
(2000)
Más (1997)
Alejandro Sanz III (1995)
Básico (1994)
Si tú me miras (1993)
Viviendo deprisa (1991)
スペインでは押しも押されぬ大人気のアレハンドロ・サンス。最新のアルバム"Más"はスペインのヒットチャート で21週連続一位だったとか。で、遅れ馳せながら日本盤のCDも発売されました。私自身は'97年10月ころに 輸入盤を買ったんだけど、いまだにお気に入りの一枚です。 2月にバレンシアに行ったときは6月のコンサートのポスターが街のあちこちに貼ってあって、思わず一緒に 写真を撮っちゃいました。 このアルバムの中でも一番好きな曲は"amiga mía"かな。現時点でスペインでヒットしている曲がこれです。 でもどの曲もステキ。(1998.4)
ALEJANDRO SANZ ON-LINE(oficial)
ALEX UBAGO アレックス・ウバゴ
FANTASÍA O REALIDAD (2003)
¿ QUÉ PIDES TÚ ? (2001)

1981年ビトリア生まれ、サン・セバスティアン育ち。自ら作詞作曲し、恋人のために作った曲が音楽関係者の目にとまりデビュー、大ヒットした。歌詞もいいし、歌もうまいし、切ない感じがとっても素敵。
昨年はじめて歌を聞いたとき、「もっと聴きたい!」って強く思った。日本にまだ輸入されてきていなかったので、スペインから取り寄せようかと思っていた翌日、知り合いが目の前で一枚のCDを落とした。それがALEX UBAGOだったからビックリ。(2003.12)
http://www.alexubago.com/ (oficial)

AMISTADES PELIGROSAS アミスタデス・ペリグロサス
Nueva era (1997)
La profecía (1996)
La última tentación (1993)
Relatos de una intriga (1991)
Alberto Comesaña とCristina del Valleの男女ドゥオ。'93年にスペインに行ったときにラジオから流れる彼ら の曲を聴いて気に入りました。声と曲調にとても特徴があって、一度聴いたら忘れない。曲はケルティックな感じ。 それでもって、アラビック。特に最新アルバム"Nueva era"はそれが顕著な感じがする。Cristinaのきれいな声と Albertoの低音がとても魅力的です。CrisはInma Serranoのアルバム"Cantos de sirena"の中の"Una vez más" にも参加している。
残念ながら日本にはあまり輸入されていないみたいだけど、時々見かけます。探してみてね。
ANA TORROJA アナ・トロハ
Pasajes de un Sueño (1999)
Puntos Cardinales (1997)
MECANOのヴォーカルAnaの待望のソロアルバム(Puntos Cardeinales)。MECANOは最近復活したけれど、その復活が待たれていた 時に出たアルバムなので、あの声が帰ってくる!!!と話題になりました。が、ロンドンで録音され、 音作りもMECANOのそれとは違うし、Anaもそれなりに年を取っているわけでえ、MECANOのイメージを求めて 聴いた人はがっかりした人も多いみたい。でも、わたしはこれはこれで良いできだと思います。
ELLA BAILA SOLA エリャ・バイラ・ソラ
e.b.s. (1998)
ella baila sola (1996)
マドリッド出身のMarta とMariliaという女の子二人組。1996年に"Lo echamos a suertes"が大ヒット。丁度 そのころ一ヶ月スペインにいたのだけど、ラジオで何回このこの曲を聴いたことか。その後もヒットし続けて やっと日本にも大量に輸入されるようになりました。
今現在、HMVのオススメのアルバムになっています。
どの曲もフォークソングという感じで、落ち着いて聴けます。(1998.4.15)
ESTOPA エストパ
DESTRANGIS (2001)
ESTOPA (1999)
ダビ・ムニョスとホセ・マヌエル・ムニョスの兄弟デュオ。1999年に結成し、デビューアルバム"ESTOPA"はスペイン国内で120万枚を売り上げた。
ESTOPA (oficial)
INMA SERRANO インマ・セラーノ
Rosas de papel (1999)
Cantos de sirena
(1997)
Inma Serrano (1995)
スペインのアリカンテ出身の女性シンガー。1968年生まれで決して若くないけれど、これがデビューアルバム らしい。曲の雰囲気はとても落ち着いていて声が低い。ちょっと暗い感じがするかもしれないけど、わたしは 大好きです。アルバムタイトルになっている"Cantos de sirena"が大ヒットしました。わたしは"Sere' tu amiga" や" Contigo"が好き。それと何と言っても、Amistades PeligrosasのCristinaが参加している"Una vez más"は サイコーに良いです。
JARABE DE PALO ハラベ・デ・パロ
de vuelta y vuelta (2001)
DEPENDE (1998)
La flaca (1996)
1997年にアルバムタイトルにもなっている"La flaca"が大ヒット。ディスコではこの曲がかかると大合唱状態 になったとか。どうしてこの曲がそんなに売れたのかちょっと?なんだけど・・・。でも彼の曲はどの曲も 一度聴くと耳に残る不思議な雰囲気があるのです。ゆったりとしたテンポが心地よくてつい口ずさんでしまい たくなる。わたしは現時点でヒットしている"Grita"という曲が好き。(1998.4.15)
Jarabe De Palo (oficial)
LA OREJA DE VAN GOGH ラ・オレハ・デ・ヴァン・ゴッホ
lo que te conté mientras te hacías la dormida (2003)
el viaje de copperpot
(2000)
Dile al Sol (1998)
女性ボーカル、アマイアを中心とした5人組。バスク地方の出身で、1996年に大学で知り合った4人(アマイアを除く)で結成。 98年にメジャーデビューを果たす。デビューアルバムもかなりヒットしたけど、2枚目のアルバム、"el viaje de copperpot"は100万枚を突破。現在、売れに売れてるグループです。音楽は、少し懐かしさが漂うポップス。女性ボーカルが好きな人にはオススメです。(2001.8)
La Oreja de Van Gogh (oficial)
LAS KETCHUP ラス・ケチュップ
Hijas del Tomate (2002)
美人三姉妹のグループLas ketchup。一度聞いたら忘れられないリズムと不思議な歌詞、独特な振り付けの踊りが受けて、2002年夏、"アセレヘ"がスペインで大ヒットした。スペインを飛び出し世界中でヒット、日本でもちょっとヒット中。ちなみに"アセレヘ"という言葉に意味はないです。(2002.10)
http://www.lasketchup.com/ (oficial)
LAURA PAUSINI ラウラ・パウジーニ
Mi Respuesta (1998)
Las cosas que vives (1996)
Laura Pausini (1994)
19歳の時にサンレモ音楽祭で賞をもらった実力派。日本ではイタリア語版のCDを よく見かけますが、スペイン語版もあります。イタリア語版は聞いた事がないけど、聞き比べるのも面白いかも しれない。スペイン語もとても上手で、スペインでも人気があります。
CD屋さんに行ったら、イタリアのコーナーをチェックしてみてください。
LUZ ルス・カサル
Pequen~os y grandes éxitos (1996)
Como la flor prometida
スペイン人女性シンガー。聴けば聴くほど好きになっちゃいました。中でも"Entre mis recuerdos"はサイコー。 聴くと涙出ちゃいそうです。"Piensa en mi'"を聴いたときに、「あれっ。これ聴いたことあるぞ。」と 思ったんだけど、アルモドバル映画の『ハイヒール』で挿入されているからでした。低音で癖のある声ですが 最近ハマっています。(1997.10)
LYDIA リディア
LYDIA
マドリッド出身のスペイン人。ジャケットの写真はおっかない顔しているけど、笑うととってもかわいらしい 女の子です。スペインでラジオ局のイベントで実物を見ました。ちょっと曲調や声がLAURA PAUSINIに似ている と思うのはわたしだけ? センチメンタルな曲を若い子らしく、歌い上げています。 残念ながらスペインではあまり知名度は無いようです。(^-^;
MARTA SANCHEZ マルタ・サンチェス
DESCONOCIDA (1998)
AZABACHE (1997)
MI MUNDO (1995)
MUJER (1993)
MARTAはマドリッド出身のスペイン人。スペイン人なのに北米・中南米での方が人気が高いように感じます。 日本でも"MI MUNDO"が某大型CD店の後押しもあって大ヒットしました。聴いたことはないのですが、英語版 "MY WORLD"もよく見かけます。わたしは"MI MUNDO"の中の"Hablando solos"が好き。
MECANO メカーノ
ANA|JOSE|NACHO (1998)
スペインポップス界でもっとも知名度のあるグループがこのメカーノじゃないかな。何年か前に解散し(?) 活動を停止していたけど、この度めでたく復活しました。 3月末にスペインで発売された復活第一作"ANA|JOSE|NACHO"はすでに日本でも輸入盤が発売されています。 このアルバムは二枚組で全30曲を収録。そのうち新曲は7曲、ニューバージョン1曲で、その他は今 までに出たアルバムに収録されたもので、ベストアルバムという感じ。久々のメカーノをじっくり聴いて しまいました。(1998.4)
MIGUEL BOSE ミゲル・ボセ
11 maneras de ponerse un sombrero (1998)
Laberinto (1995)
Bajo el signo de Caín
XXX
Los chicos no lloran
Bandido
Chicas
1956年パナマ生まれのスペイン人。スペインでは俳優としても活躍しています。有名なのでは アルモドバル映画の『ハイヒール』の判事役かな。 歌声はスゴイ低音。私は一枚しかCDを持っていないんだけど、某大型CD店のコメントには "彼の歌は哲学的"って書いてあった。人呼んでスペインのブライアン・フェリーなんだってさ。
MIKEL ERENTXUN ミケル・エレンチュン
acróbatas (1998)
Duncan Dhuのメンバー、MIKELの三作目のソロアルバム。わたしは昨年、スペインでこのアルバムを 買ったのだけど、最近、日本でも輸入されているのを見掛けます。聴きやすいので、お薦めです。 (1999.6)
NEK ネック
entre tú y yo (1998)
NEK (1997)
イタリア人で、イタリアではアイドルらしい。スペイン語のアルバムを出しています。 97年に" Laura no esta'"(イタリア名"Laura Non C'e")がスペインで大ヒット。 NEKというのはFillipo Nevianiという本名の愛称なんだって。もちろん、このアルバムは イタリア語盤があります。スペイン語盤もイタリアのコーナーに置いてあるので、要チェックです。
PEDRO GUERRA ペドロ・ゲラ
Ofrenda (2001)
RAÍZ (1998)
Tan cerca de mí (1997)
Golosinas (1995)
スペイン人シンガーソングライター。とっても個性的で独自の世界が広がっています。 他のアーティストへの楽曲提供もよくしています。なんて説明したらいいのかわかんないけど、 とにかく聴いてほしい一枚です。
WWW.PedroGuerra.COM (oficial)
ROSANA ロサーナ
Rosana (2001)
Luna Nueva (1998)
Lunas rotas (1996)
スペインのカナリア諸島ランサローテ出身。デビューアルバム"Lunas Rotas"はスペイン国内で100万枚以上を 売り上げた。この中の"El Talisma'n"と"Lunas Rotas"はタランティーノ映画「フェティッシュ」の挿入歌にも使われた。 続編であるセカンドアルバム"Luna Nueva"は発売から15日間で20万枚を売り上げ、デビューアルバムと合計売上は250万枚を突破。 セカンドアルバムから3年を経て、2001年9月には待望のサードアルバム"Rosana"が発売された。
ハスキーで迫力のある歌声が好きです。 (2001.9)
SHAKIRA シャキーラ
Dónde están los ladrones? (1998)
Pies descalzos (1996)
コロンビア出身。ファーストアルバムが世界的にヒットしました。初めて聴いたときの衝撃と いったら・・・。低音で独特な声が妙に魅力的で、一度聴いたら忘れられません。
セカンドアルバムは日本盤も発売されています。邦題が「泥棒はどこ?」・・・。原題の直訳だけど、 CD店で見掛けた時は「なんだか間抜け・・・」って思っちゃいました。(^-^)
SORAYA ソラーヤ
torre de marfil (1997)
en esta noche
アメリカのニュージャージー生まれのコロンビア系アメリカ人。英語とスペイン語のバイリンガルです。 聴いたことはないけど"in this night"というタイトルの英語バージョンをよく見かけます。落ち着いた曲調 で語りかけるように歌っているかんじ。わたしが1996年にスペインにいた時にベッドにもぐって聴いていた 深夜のラジオ番組で"de repente"がよく流れていて、とても印象的で、今でも気に入っています。

  ナオミのスペイン夢紀行